ユダヤ人大富豪の教え』を読んでみた!
ユダヤ人大富豪の教え』を読んでみた!
読むまで分からなかったのですが、これは単にお金の話ではないです。
人生をどう生きるか、というとても大きなテーマにつながっています。
「普通の人はこういう時こう考える。しかし金持ちは…」というフレーズが度々出てくることから、確かに本の内容は〝幸せな金持ちになるための秘訣″ではあります。
しかし端的な金稼ぎの小技ではありません。
以前読んだ『幸福優位の法則』(ショーン・エイカー著)のように、根底には
「成功した人が幸せになれるのではない。幸せな人が成功するのだ」
という考え方が絶対条件です。
そのためには一旦お金のことは忘れなさい、とも書かれています。
はじめこの本を開いてしばらくは
『金持ち父さん貧乏父さん』のようにお金のしくみを説明して、投資の話につながっていくのかな、と思っていましたが全然違いました(笑)。
この本を読んで刺激を受けた作家は多いと思います。
自分が思いつくだけでも『遠慮しない生き方』の鳥居祐一さん、『アウトプット大全』の樺沢紫苑さん、『年収一億になる人の習慣』の山下誠司さんの本には共通するマインドセットがあります。
そういう意味でも、読んで学べることがたくさんあるし、本当に価値ある内容です。
この本は二十歳の青年本田健氏が、ユダヤ人大富豪ゲラー氏から幸せな金持ちになるための17の秘訣を1年かけて学んだものを、二人の対話で綴られています。大変読みやすいです。
いくつか好きな言葉があったので、少し紹介します。
*幸せに成功したければ、自分らしい人生を生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れるのが大切。
*大好きなことに巡り合うには、今やっていることが何であれ、それを愛することだ。
*ものや人を見る目を養い、直観力を高める。運や人生の周期を見極める。自分のツキが今は無いと思ったら思い切ってのんびり過ごす。追い風になったと感じたら、帆を大きく広げ勝負に出る。
*日常的に考えていることが現実の人生を作っている。
*何も考えずに生活していると、フォーカスの力によってネガティブな出来事に気を取られ人生の事故に遭う。
*セールス成功5原則(本書に書かれている)営業マンなら知っておくべき。
*「今は決断しないでおこう」という人生最大の落とし穴。
*成功していない現実を受け入れたときに、初めて「失敗」が生まれる。
*この人生で起こることはすべて〝中立″であって、良いことも悪いこともない。捉え方次第。「私のもとに来るものはすべてベストなもの」と考え、人生がもたらす全てを受け取る。
他にもその時の自分の気分によって、気に入る言葉がたくさん見つけられます。
この本を読んで、たくさんの人が豊かな気持ちになってほしいと願います。
『ユダヤ人大富豪の教え』、超おすすめです!
『超AI時代の生存戦略』を読んでみた!
「これからはAIがどんどん人間にとって代わっていく」
「AI時代に無くなっていく仕事、職を失う人」
「コンピューターに出来ない事をしていけばいい。クリエイティブに生きればいい」
最近はそんなコメントを誰もがどこかで聞いているかもしれません。
クリエイティブに生きる、という表現はあまりに曖昧で、分かったようで分からない…
そう思う方は少なくないと思います。
落合陽一さんはそのあいまいな部分にしっかりフォーカスしています。
彼の本には〝ワークアズライフ″という言葉がよく使われており、私はこの言葉が大好きです。
ワークライフバランスではなく、ワークアズライフ。
仕事と私生活のバランスではなく私生活のような仕事。
呼吸をするのと同じような感覚で仕事をする。
スマホでどこにいても連絡が付く、どこにいても仕事ができてしまう時代に、二者を完全に分けられるのは会社員。実際今私は8:00過ぎに出社して17:00に帰宅、その日の悩みはその日に完結しているので自宅でクヨクヨ仕事の事で悩んだりしません。
そんな楽観的な私ですが、この先も今のままで居たいと思っていません。
私のように会社員であることに日々これでいいのか?と疑問を抱いている人は、自分で何かを始める方がいい。
その時に心に刻んでおきたいのがワークアズライフという生き方です。
ではどんなことを始めれば良いかというと、この本に参考になる事が沢山書かれています。
自分の趣味や好きな事を3つ挙げてみて、それが仕事につなげられるか考えてみる。自分の好きな事であって人のためになること。
海外に簡単にアプローチできる時代だからと言って、何もグローバルなことをする必要は無い。
まずはローカルな所でニッチな分野で自分の居場所を作り、それから展開させていけばいい。
ではその仕事をどのように展開させていくか。(マーケティングについては同著者の『これからの世界をつくる仲間たちへ』にかかれているそうです。)
その仕事を継続させていくにはどんな要素が必要か。射幸心としての「ギャンブル的な報酬」「コレクション的な報酬」「心地よさの報酬」について触れています。
このように『超AI時代の生存戦略』では、今そしてこれからの時代に沿った
「生き方」
「働き方」
「生活習慣」
を考え方のレベルから詳しく学ぶことができます。
それと最後の方で子育てについて触れています。
「趣味としての子育て」
なんとも落合さんらしい表現ですが、実際子育てをされている方なので、実用的で良い考え方です。
落合陽一さんのすごい所は、めちゃめちゃ頭良いのに、私たちの目線に、しかも「正直な目線」に合わせて教えてくれるという事です。
実際本編はとても読みやすかったです。
最後の最後、エピローグは正直私にはレベルが高すぎて、何を言っているのかよくわからなかった!(笑)逆に誰かに読んで説明してもらいたいです…。
『人生を変えるメンターと出会う法』を読んでみた!
『人生を変えるメンターと出会う法』を読んでみた!
以前鳥居祐一氏の『遠慮しない生き方』を読んだ際、自身のメンターの一人に本田健氏がいて『ユダヤ人大富豪の教え』やメンターについて触れていたので、気になって読んでみました。
人生をどれだけ幸せで豊かに、また輝かしいものにするか。それはどんな人と出会ってきたかで大きく左右されます。
この本では、メンターと出会うべくして出会う方法が綴られています。
1章から17章にかけて、メンターと出会うための自分の準備や出会い方、メンターからの学び方、そしてメンターとの別れの時。
メンターとの別れまで考えていなかったので、そこは盲点でした。
まずは自分がどう生きたいか、理想のイメージを持つこと。それをすることで出会いに対してアンテナがピンと張られるのだと思います。
その夢の実現に向けて何をすべきか調べる。となると必然的にメンターと出会う道筋が出来上がってきます。
メンターは人とは限りません。本かもしれないし映画かもしれない。
それからなんでもいい方向に導いてくれるとは限らない。メンターにはホワイトメンターをブラックメンターがあるそうです。ブラックメンターとはいわゆる反面教師でしょうね。
勘違いしてはいけないのは、メンターが必ずしも目標達成への最短距離を教えてくれるわけではないという事。そこ甘えられません。
まとめていくと「メンターと出会う法」といっても齢40年も生きていると分かっていることが多かったりします。10代、20代のうちに読んでおけばいいかもしれません。将来息子に読んでもらってもいいかも。
大切なのは、素直さだと思います。
本田健氏はそこに敢えてか触れていませんでしたが、そもそも素直さが無いとせっかく誰かと出会っても「ちょっと変わった人」「自分とは考え方が違う」で一歩離れて終わってしまいます。とにかくアンテナを鋭くして「この人は自分に無いものを持っている」と積極的にかかわっていけばいいと思います。
それから本書で本田健氏がサラッと述べたのですが、ハッとした一文があります。
第1章の中で〝どのレベルまで行きたいか″について。
―超一流から三流まであるとしたら、あなたはどのレベルを目指したいか。
―ここで大切なのは超一流がよくて、三流がダメだということではない。
―超一流の人たちはまわりの空気を読むことなど、全然おかまいなしで、いたって幸せだったりするのですが、その分まわりの人たちが不幸になりやすくなります。
最近堀江貴文氏の本を連続で読んでいたので(『疑う力』『自分の事だけ考える』『GOETHE 6月号 ホリエモンという生き方』)、読みすぎて自分の考え方がとんがりがちになっていたけど、本田氏に言わせれば、それは彼らが「超一流」だから。自分はそうではない。それを見失いかけていました。
この本の感想ではありませんが、偏りなくいろんな人の本を読む方がいいですね。
思い返せば今までその職場や年齢ごとメンターがいました。
それをその時は「メンターだ」とは思っていませんでしたが、一人一人心に刻まれていて、あぁ久しぶりに会いたいなぁなんて思ったりします。実際今会ってもフィールドが違うので話が合わないかもしれませんが。
そんな方々に感謝しながら、次のメンターとの出会いに心躍らせたりしています。
『メンターと出会う法』、正当な一冊です。若い方におすすめです。
#メンターと出会う法 #本田健 #メンター #夢の実現 #読書感想 #自分の磨き方
『疑う力』を読んでみた!
「そうだそうだーーー!」
という内容もあれば、
「まぁそこは人それぞれだしねぇ〜」
という内容もある。
でも
「本を読んでいたらストレスが発散された」
という不思議現象を体感しました。笑
ちょっと職場や私生活で嫌だなと思う事があって、「自分の考えはおかしいかな?」ってムズムズしていた時、気休めで読んでみました。
どんどん読み進んで行き、重苦しい気持ちがスカッと消えた!
もともとそういうメンタル本じゃないけど、とにかく自分が思う事を信じればいいって自信にも繋がりました。おかしいと思う事は真に受ける必要はない。自分は自由なんだ、と割り切れる。そんな清々しい本です。
モチロン『疑う力』の内容だって疑っていますよ(^^)
『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』を読んでみた!
『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』を読んでみた!
この本はどの心理学書よりも読みやすい!
アドラーの言葉をそれぞれのカテゴリーごとに固めてあって、見開き右ページにアドラーの言葉、左ページに著書小倉広さんの解説が書かれています。
この解説が、小難しい言葉を使わず例えを絡めたりしていて、大変読みやすいのです。
カテゴリーは次の10項目です。
自己決定性―全てはあなたが決めたことなんだよ、という事
劣等感について
感情について
性格について
人生の「課題」について―あらゆる悩みは人間関係に行きつくという事
家族構成について
教育について―叱ってもいけないしほめてもいけない
共同体感覚について―他者への貢献こそが幸せになる唯一の方法だという事
勇気について
課題の分離について―他人の課題を背負ってはいけない
人それぞれ興味のある内容は違いますので、まずはパラパラと最初から読み進め、次に自分の気になるところやズバリ悩んでいるところを熟読するといいかもしれません。
自分が特に響いた言葉にはこんなのがあります。
「〝やる気がなくなった″のではない。〝やる気をなくす″という決断を自分でしただけだ。〝変われない″のではない。〝変わらない″という決断を自分でしているだけだ。」
例えば上司に叱られて、やる気がなくなったというシチュエーション。
「叱られた」という刺激に対して「腹が立つ」という反応がありますが、この刺激と反応の間には「認知」という主観があります。叱られたときに自分がそれをどのように「認知」し「意味づけるか」によって反応が変わってくるわけで、自分の考え方次第でいかようにも反応は変えることができるということです。
やる気がなくなったのはあたかも上司のせいのように見えて、実は自分が怒りを選択しただけ。選択はいつでも変えることができる、とアドラーは言います。
全くその通りですよね。
同じ言葉で叱られても、それをバネにする人とそうでない人の違いはここですよね。
怒りのコントロール、という技法が流行っていますが、そもそも怒りというのは二次的な感情です。それをコントロールするよりもっと大切なことは、先ほどの物事のとらえ方である「認知」の中核をなす基本的信念を修正することです。
アドラーによれば感情は性格による「排泄物」でしかないため、その排泄物を操作しても意味がないのです。
などなど一つの言葉からたくさんの学びへ広がっていきます。
仕事においても家庭においても、人材育成や子育てにも大いに役立つ内容で、読むと心が整います。もっとアドラーの心理学を読んでみたいですね。『嫌われる勇気』あたりどうでしょうね。
なにはともあれこちらの本はかなり読みやすく、読んだ甲斐があります。お勧めです。
表紙のデザインがドギツイので、ちょっと持ち歩くと恥ずかしいからカバーしちゃいましたけどね。
#アルフレッド・アドラー #人生に革命が起きる100の言葉 #アドラー #アドラー心理学 #小倉広 #ダイヤモンド社 #人間関係の悩み #仕事の悩み #心理学 #読書感想
『遠慮しない生き方』を読んでみた!
『遠慮しない生き方』を読んでみた!
感想としては、可もなく不可もなし。
最近ビジネス書を読むことが多くなってきたので、内容が結構被っていて真新しさが無かったです。今年の3月が初版なので、出たばかりの本ということですよね、それにしては知ってるような内容が多いですね。
逆に普段あまりビジネス書を読まない方は、この本をきっかけにしてもいいかも。
「遠慮しない」と言ってもわがままで身勝手のことではなく、健全な図々しさを意味しています。自分をとことん尖らせて、個性を突き詰めよ、成功は常識の外にある。そして自分をもっとアウトプットしていこう。といった事です。
あと憧れとなる北極星のような人、いわゆるメンターを持つといいそうです。
目標に向かって突き進んでいるとき、人は誰でも迷い立ち止まることがある。そんな時メンターがいると自分がいまどこにいるのか確認することができる。
これにはすごく納得します。
自分は今憧れの人がいません。なぜいないのか?その答えもこの本に書かれていました。「それは圧倒的に行動量が少ないから」。
じゃぁどうすればメンターはできるのか?それも書かれています。
「いつも同じ行動をとるのではなく、もっと外に出ていく。人生は出会いで決まる」。
そっかそっか、そりゃそうだよねー。と思いました。
この本からの気付きを3つ。
1. これからは個人にとって大きなビジネスチャンスとなる時代。9人に嫌われても1人の圧倒的なファンができればいい。もっと自分を尖らせていけばよい。
2. 憧れの人を持つと、自分が目標に向かって突き進みやすい。
3. 楽な人生と好きなことをする人生は、似ているようで全く違う。好きな事を全うしていくには、メンタルタフネスや鈍感力を身に付け、誹謗中傷に負けないことが大切。
この本を読んで自分はこうする!というのを3つ挙げます。
1.メンターに出会えるよう、行動量を増やす!
2.自分をとことん尖らせることを意識する!
3.鈍感力を鍛える!
冒頭で「可もなく不可もなし」なんて言いましたが、書き出してみるとやっぱり読んでよかったってことですかね。
『遠慮しない生き方』、ぜひお手に取ってみてください。
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『AI時代に必要な学び』を読んでみた!
令和。新しい時代の幕開けです。これからの経済はサイバー社会、ボーダレス社会、マルチプル社会、そして現実、といった4つの社会が一緒になってできている〝目に見えない経済大陸″を意識していくことになります。
目に見えないものだから、誰も教えることはできない。だから自分で探りに行き、自ら学ぶという姿勢が大切です。
中年ですが人生これからの私は勿論、子どもにその姿勢を身に付けて明るい未来を切り拓いて欲しいと思います。
まず子ども達。
21世紀を生きる日本の子供たちがどのような学びを経験すべきか。義務教育では足りない学びを著者はこう述べています。
―STEAM(21世紀の基礎教養)
―好奇心(あらゆる学びの着火剤)
―英語(世界中でコミュニケーションできる)
STEAMを取り上げて言うと、それぞれの頭文字が代表する科目に多くの時間を割くのではありません。科目単位で大量に内容を記憶する学習ではなく、現実に関連したテーマを手と足を使って解決していく〝問題解決学習″がポイントとなります。要は単にプログラミング教室に通えばいいというわけではない。以前読んだ落合陽一さんの『ゼロヒャク』と同じですね。
またどの本でも述べられていますがライフロングラーナー=生まれてから死ぬまで学び続ける人がこれからの時代に必須となります。その着火剤となるのが「好奇心」であり、子どもの人生に重要となります。親として子に何を与えてあげるべきか、何をさせてあげるべきか。
それから大人(自分)。
正直自分くらいの人生は、今のままでもなんとか生きていけると思う…しかしそれではせっかくの人生が物足りないし、最低限で満足しているような親の背中を子ども達に見せるわけにはいきません。彼らをどうこうしたいと願う前に、まずは自己研鑽をしていきたいと思います。
とにかくビジョンを持つこと。
自分のメンタルブロックをはずす。自分の働き方は自分で決める。
自分の時間を有効に使うために仕事をダイエットし、空いた時間を人脈構築や知識獲得に充てる。
AIやロボットに代替されない仕事、人間ならではの領域で自分のポジションをとる。
本の後半は著者ご自身も関わる様々な学びの世界について紹介しています。国際バカロレア、BBT(ビジネスブレイクスルー)大学やALA(アクションラーニングアカデミー)等々。自分には程遠い教育の世界を垣間見た気がします。
『AI時代に必要な学び』、正直後半は力尽きちゃいました。ぜひ読んでみてください。
#AI時代に必要な学び #ビジネス・ブレイクスルー #大前研一 #大前研一通信 #リカレント教育 #AI時代を生き抜く #読書感想