『超AI時代の生存戦略』を読んでみた!
「これからはAIがどんどん人間にとって代わっていく」
「AI時代に無くなっていく仕事、職を失う人」
「コンピューターに出来ない事をしていけばいい。クリエイティブに生きればいい」
最近はそんなコメントを誰もがどこかで聞いているかもしれません。
クリエイティブに生きる、という表現はあまりに曖昧で、分かったようで分からない…
そう思う方は少なくないと思います。
落合陽一さんはそのあいまいな部分にしっかりフォーカスしています。
彼の本には〝ワークアズライフ″という言葉がよく使われており、私はこの言葉が大好きです。
ワークライフバランスではなく、ワークアズライフ。
仕事と私生活のバランスではなく私生活のような仕事。
呼吸をするのと同じような感覚で仕事をする。
スマホでどこにいても連絡が付く、どこにいても仕事ができてしまう時代に、二者を完全に分けられるのは会社員。実際今私は8:00過ぎに出社して17:00に帰宅、その日の悩みはその日に完結しているので自宅でクヨクヨ仕事の事で悩んだりしません。
そんな楽観的な私ですが、この先も今のままで居たいと思っていません。
私のように会社員であることに日々これでいいのか?と疑問を抱いている人は、自分で何かを始める方がいい。
その時に心に刻んでおきたいのがワークアズライフという生き方です。
ではどんなことを始めれば良いかというと、この本に参考になる事が沢山書かれています。
自分の趣味や好きな事を3つ挙げてみて、それが仕事につなげられるか考えてみる。自分の好きな事であって人のためになること。
海外に簡単にアプローチできる時代だからと言って、何もグローバルなことをする必要は無い。
まずはローカルな所でニッチな分野で自分の居場所を作り、それから展開させていけばいい。
ではその仕事をどのように展開させていくか。(マーケティングについては同著者の『これからの世界をつくる仲間たちへ』にかかれているそうです。)
その仕事を継続させていくにはどんな要素が必要か。射幸心としての「ギャンブル的な報酬」「コレクション的な報酬」「心地よさの報酬」について触れています。
このように『超AI時代の生存戦略』では、今そしてこれからの時代に沿った
「生き方」
「働き方」
「生活習慣」
を考え方のレベルから詳しく学ぶことができます。
それと最後の方で子育てについて触れています。
「趣味としての子育て」
なんとも落合さんらしい表現ですが、実際子育てをされている方なので、実用的で良い考え方です。
落合陽一さんのすごい所は、めちゃめちゃ頭良いのに、私たちの目線に、しかも「正直な目線」に合わせて教えてくれるという事です。
実際本編はとても読みやすかったです。
最後の最後、エピローグは正直私にはレベルが高すぎて、何を言っているのかよくわからなかった!(笑)逆に誰かに読んで説明してもらいたいです…。